やはり高校野球の予選を見ないと夏が来た実感が湧かない。今年の夏の始まりは市営浦和球場だった。

第一試合・北本−大宮西(市営浦和・9:55〜12:22)・・・今季69試合目
大宮西 301 101 000| 6 10
北  本 250 030 10X|11 11
本塁打・近藤、岡本(大)、山本(北)
*両校の継投のタイミングが勝敗を分けた。北本は初回に3点を失った先発が2回も2四球で1死2・3塁のピンチを招くと、早くもレフトを守っていた山本にスイッチ。山本は右打者の膝元に落ちるカーブが効果的に決まり、強打者揃いの大宮西打線の勢いを食い止め、逆転勝利を呼んだ。一方、大宮西は9点取られるまで先発投手を引っ張り続け傷口を広げた。リリーフの2人の投手が好投しただけに継投の遅れが悔やまれる。

第二試合・市立浦和−花咲徳栄(市営浦和・13:00〜15:49)・・・今季70試合目
花徳栄 101 100 013|7 11
市浦和 000 000 200|2  5
第70回記念大会、出場校中最低打率ながら強豪校を次々に倒してベスト4に進出したチームがあった。浦和市立高校は紛れも無くこの大会の主役だった。このチームの存在が無かったら私もここまで野球に深入りしなかっただろう。さいたま市の発足により「市立浦和」に学校名を変更したが、今も甲子園出場当時の監督が采配を揮っている。対する花咲徳栄もおととしの選抜で激闘につぐ激闘でベスト8入りしている。
*両チーム合わせて19四死球、26残塁。しかし、その数字ほどだらけた感じは無く、むしろ白熱した校ゲームだった。その要因は守備陣の奮闘。特に市立浦和は再三のピンチに随所で好守備が飛び出し、ギリギリのところで失点を食い止めた。最終回に花咲徳栄が駄目押しの3点を奪い勝負を決めたが、2回戦での対戦は勿体無い試合だった。

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