地方大会決勝戦に現れた魔物@大宮公園
2005年7月29日 高校野球勝者と敗者のコントラストが鮮やかな試合ほど第三者の立場にとっては見ていて面白い。プロ野球では日本シリーズの第7戦、大学野球では東都の入替戦、そして高校野球では夏の地方大会の決勝戦だ。
埼玉栄−春日部共栄(大宮公園・11:59〜15:02)・・・今季82試合目
春共栄 001 000 004|5 8
埼玉栄 001 100 200|4 10
*先制したのは春日部共栄だったが、小刻みに得点を重ねた埼玉栄が優位に試合を進め、8回終了時点で4対1と3点リードし、9回表の春日部共栄の攻撃も2死1塁。埼玉栄の甲子園出場は目前に迫っていた。ここから共栄が最後の粘りを見せ、二番前田がライト前ヒット、三番井上は8球粘って四球を選び満塁となるが、如何せん既に2アウト。さすがに同点、逆転は難しいのではと思われた。
ここで打席に入ったのは、四番で主将の?岡。ボール、ボール、ストライク、ファール、ファールで迎えた6球目、遂に大宮公園に魔物が現れた。?岡のバットが捉えたボールはライトの頭上を越える。3人の走者が全て生還し、打者走者も三塁に達した。こうなると試合の流れは完全に共栄。次打者の射手矢もライト線に二塁打を放ち遂に逆転。埼玉栄に裏の攻撃で再逆転する余力は残っていなかった。9回表の1イニングだけで相手投手に47球も投げさせた春日部共栄の驚異的な粘りが魔物を引き寄せた試合は、まさに「筋書きの無いドラマ」だった。
埼玉栄−春日部共栄(大宮公園・11:59〜15:02)・・・今季82試合目
春共栄 001 000 004|5 8
埼玉栄 001 100 200|4 10
*先制したのは春日部共栄だったが、小刻みに得点を重ねた埼玉栄が優位に試合を進め、8回終了時点で4対1と3点リードし、9回表の春日部共栄の攻撃も2死1塁。埼玉栄の甲子園出場は目前に迫っていた。ここから共栄が最後の粘りを見せ、二番前田がライト前ヒット、三番井上は8球粘って四球を選び満塁となるが、如何せん既に2アウト。さすがに同点、逆転は難しいのではと思われた。
ここで打席に入ったのは、四番で主将の?岡。ボール、ボール、ストライク、ファール、ファールで迎えた6球目、遂に大宮公園に魔物が現れた。?岡のバットが捉えたボールはライトの頭上を越える。3人の走者が全て生還し、打者走者も三塁に達した。こうなると試合の流れは完全に共栄。次打者の射手矢もライト線に二塁打を放ち遂に逆転。埼玉栄に裏の攻撃で再逆転する余力は残っていなかった。9回表の1イニングだけで相手投手に47球も投げさせた春日部共栄の驚異的な粘りが魔物を引き寄せた試合は、まさに「筋書きの無いドラマ」だった。
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